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魅力的なショート動画で収益を生み出すパブリッシャー3社

ショート動画は、ミレニアル世代の消費者の心を掴む魅力的なコンテンツです。そのため、近年では多くのパブリッシャーがショート動画を活用しています。この記事では、魅力的なショート動画の活用によって収益を生み出した3つのパブリッシャーについて紹介していきます。

 

多くのパブリッシャーにとって、広告収益はプラットフォームの生命力です。しかし、多くの広告収益を生み出すには、サイトの訪問数とクリック数を押し上げる必要があります。広告収益に関してパブリッシャーは、プラットフォームの1日の訪問数とサイトの滞在時間について考慮する必要があります。

その結果、パブリッシャーはショート動画コンテンツの活用を進めています。今日のコンテンツ主導の世の中で、ショート動画は視聴者と繋がる最も魅力的な方法の一つです。簡単に制作可能で、視覚的にも魅力があり、どんな種類のメッセージも効果的に届けてくれます。

さらに、ショート動画は多くのパブリッシャーにとって主要なターゲット層であるミレニアル世代の消費者が好むフォーマットです。しかし数多くの選択肢を持つミレニアル世代の注目を勝ち取るには、最も魅力的なコンテンツを提供する必要があります。

本記事では、魅力的なショート動画を制作する3社のパブリッシャーについて解説していきます。

 

収益を生み出した魅力的なショート動画の活用事例

本項目で紹介する3社のパブリッシャーは、商品の提供をマーケティングするだけでなく、より魅力的にするためにショート動画を使うことに成功しています。

 

ESPN 

スポーツファンは、人口統計の中で最もコンテンツを求めている消費者です。試合を見るだけでは満足せず、ゲーム終了後の番組、ハイライト、選手のインタビューなど、好きなチームとスポーツに関するものを見るのが大好きです。

ESPNは10年以上も前からこのことを認識していました。今日、ESPNはハイライトやインタビュー、スポーツトークショーの一部を特集したショートスポーツ動画の市場を構築しています。これらのショート動画はタイムリーなものであるため、ファンにとっては見やすく、朝の通勤時間など、いつでもコンテンツを消費できます。

スポーツパブリッシャーにとって重大なことは、ミレニアル世代が過去のどの世代よりも生でスポーツを観戦する機会が少ないことです。集中力の持続時間が短く、競合する選択肢があまりにも多いため、ミレニアル世代はテレビをあまり見ない傾向があります。これが、ESPNがショート動画に進出した理由の一つでもあります。ニューイングランド・ペイトリオッツのCEOロバート・クラフトは、「ミレニアル世代はテレビの視聴はおろか、テレビの所有もケーブルテレビの契約もしません。だからこそ、我々が彼らを引き込まなければいけないのです。」と言いました。

ESPNは、ミレニアル世代やもっと若い視聴者が見るような方法でのコンテンツ作りにコミットしており、世界的にもショート動画を最も配信している企業の一つになりました。ESPNは多言語で複数のYouTubeチャンネルを展開していますが、それらすべてがショート動画コンテンツ配信を目的としています。メインのYouTubeは70億回以上も視聴されており、700万人以上がチャンネル登録しています。さらに、ESPNには移動中のスポーツファンに向けた特別なモバイルアプリもあり、2020年には、ショート動画のエンゲージメントをさらに高めるように設計されたESPNストーリーという新しい機能が公開されました。

 

Netflix 

2019年にNeflix is a Jokeというチャンネルを公開したNetflixもここ数年でショート動画マスターになってきました。Netflix is a Jokeは、ショート動画を用いたNetflix上のコメディ紹介に特化したチャンネルです。コンセプトはシンプルで、各動画はNetflixのコレクションにあるコメディ動画から抜粋した1~4分の短いクリップとなっています。

Netflixはそれだけで終わらず、投稿する動画プラットフォームごとにショート動画をカスタマイズしました。たとえば、NetflixがYouTubeにアップする動画は、長さが1分以内のTwitterやInstagramにアップする動画よりも長いものです。これらのチャンネルの動画には字幕が付いていて、音量をオフにしてタイムラインをスクロールしているユーザーに対応しています。この戦略は、ユーザーが音量をオフにしていても動画と繋がれるため、クリック数を増やすにはかなり有効です。

このアプローチによりNetflixは大きな成果を上げました。特にYouTubeでの効果は絶大で、2019年5月に立ち上げたNetflix is a Jokeチャンネルは200万人近くの登録者を持ち、これまでに9億回以上も視聴されています。Netflix is a Jokeのショート動画から直接誘導を図ることによって、コメディセクションの番組を見る視聴者の増加に繋がりました。

 

Dust 

Dustは、Gunpowder and Skyが所有するショートSF動画制作会社です。人々の心を捉える簡単で短いSFフィルムによって視聴者の想像力を魅了し、ショート動画を使ってストーリーのビフォー・アフターのシーンを視聴者が想像するように促します。

2016年に設立後、Dustは質の高いSFショートフィルムを作り続け、広告をほとんど出さず、忠実なファン層を確立しました。Dustのフィルムが15分を超えることはありません。平均30秒の従来のショート動画のフォーマットよりは長いですが、魅力的なフィルムを10分未満で作ることによってDustは新しい市場を獲得しています。

今日、Dustは独自のSFショート動画が400本以上あるコンテンツ集、YouTubeの登録者200万人以上、視聴回数約3億回を誇っています。この成功により、専用のモバイルアプリに加えて、Instagram、Apple TV、Samsung TV+、Roku、AndroidTVなどの動画コンテンツプラットフォームにまで拡大できました。

ショート動画はDustにとって都合が良いものです。その理由は、彼らの目的が思考を刺激して視聴者の不思議なものに感動する心を惹きつけることだからです。Dustのフィルムはハラハラします。また、常に視聴者は次に何が起こるかドキドキしています。

 

まとめ

本記事では、ショート動画を使って視聴者にリーチしているユニークで魅力的な3社のパブリッシャーを紹介しました。しかし、今回ご紹介したものがすべてではありません。小規模なパブリッシャーやビジネスでも、上記の例のように商品に応じて良く作られた魅力的なショート動画を使ったコンテンツを配信できます。

その際、まずはFireworkを試してみてください。Fireworkは、パブリッシャーが質の高いショート動画を作ってアップロードし、視聴者のエンゲージメントと広告収益を増やすためのプラットフォームです。

 

本ブログは、「Top 3 Publishers Creating Great Short-Form Videos」の抄訳となります。

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