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CNN「Great Big Story」の失敗から学んだ教訓とは?

Fireworkは、パブリッシャーがショート動画を使い、強力な存在感を確立するために不可欠な情報やツールを共有しています。本記事では、デジタル動画戦略をゼロから構築する際の落とし穴として、CNNのGret Big Storyが失敗に終わった理由について解説していきます。

ライター:Vincent Yang(ヴィンセント・ヤン)

Fireworkは常に主要パブリッシャーと協力し、ショート動画やWebストーリーの最新トレンドについてチームで学んでいます。主要パブリッシャーがメディアプラットフォームでショート動画を使い、強力な存在感を確立するために不可欠な情報やツールをここで共有したいと思います。しかしその前に本記事では、デジタル動画戦略をゼロから構築する際の落とし穴として、CNNのGret Big Storyの事例について解説していきます。

ここまで、Great Big Storyが失敗に終わった理由について紹介してきました。この項目では、Great Big Storyの良かった点について紹介していきます。

 

CNNのGreat Big Story:うまくいった点

ブランド化されたショート動画による収益性の高い広告フォーマット

平均的なメディア広告キャンペーン投資は数十万ドル(※数千万円)程です。しかし、ブランドキャンペーンは動画クリップあたり平均5万ドル(※690万円)以上、100万ドル(※1億3800万円)以上のブランドスポンサー契約にまで発展することもあります。

 

CNNのGreat Big Storyが失敗に終わった理由とは?

Great Big Storyは、ニュースの最大手であるCNNとワーナーメディアの支援と出資により、ショート動画の中枢となる使命をもって5年前に誕生しました。しかし残念なことに、2020年に運用が停止されています。この項目では、Great big storyが失敗に終わった理由について紹介していきます。

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高額な映像制作費

従来のメディアは、高い制作価値に焦点を当ててきました。しかしながら、映画ビジネスのような非常に高額な制作費は、ショート動画には通用しません。従来のやり方を用いると、ショート動画クリップあたり1,000~5,000ドル(※13.8万円~69万円)の制作費がかかるため、利益を食い潰します。さらに、最近の視聴者はSNSから得られる信憑性を切望しているため、エンゲージ(クリック数など視聴者からの反応)にも支障をきたしています。

 

チャンネルのハッシュタグに伴う配信量の増加

貴社サイトのページビューは50万あるいはそれ以下の状況で、SNSやYouTubeでの存在感を示そうとすることは賢い選択ではありません。自社サイトもSNSやYoutubeもコントロールしきれず、トラフィックと収益を予測できないからです。

 

長編動画VSショート動画

Quibiと同様、CNNのGreat Big Storyもショート動画の制作方法を定義するために、昔ながらの長編形式を参考にしています。上述したように、メディア企業が必要と考える最高品質の制作よりも、信憑性や高いエンゲージメントのコンセプトが重要になるのです。

 

小さく始めて、後に拡げる

シリコンバレーは、少数精鋭チームから生み出される素晴らしいアイデアによって成り立っています。官僚的な企業では、今日のショート動画が成功するために必要である、状況に応じた臨機応変なアイデアの採用までに時間がかかります。

 

まとめ

本記事では、デジタル動画戦略をゼロから構築する際の落とし穴として、CNNのGret Big Storyの事例を解説してきました。お分かりいただけたように、QuibiであろうとCNNのGreat Big Storyであろうと、投資自体は必要な支出ではありますが、その成功はすべてのメディアプラットフォームのコンテンツと配信に帰結することがわかります。そして最も重要なことは、本当にクリックされるショート動画とはどのようなものなのかをより深く理解することです。

(※2022年11月時点のレート138円にて換算)

 


本ブログは「3 Lessons Learned from CNN’s “Great Big Story” Failure!」の抄訳となります。

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