ライブコマース

ライブコマースが小売ECにもたらす5つのメリット

今やほとんどの小売ブランドがECに注力しています。しかし同時に、顧客のエンゲージメント向上やコンバージョンの増加、ブランドの価値向上など、取り組むべき課題は山積みです。ライブコマースはそれらの課題に一気通貫して取り組める戦略です。そこで、ライブコマースが小売ECにもたらすメリットを5つご紹介します。

ライター:Sukanya Shettigar(スカニャ・シェッティガー)

1982年、Boston Computers が史上初の小売ECを世界に向けてオープンしました。当時の小売業界では注目を集める唯一の存在でしたが、2022年まで時を進めると小売業界におけるEC店舗数は2,400万店舗近くまで跳ね上がり、競争が激化しています。

小売ECはブランドに新しいチャンスを与えてくれますが、それに伴う課題もあります。例えば、ブランドは顧客エンゲージメントの向上や、コンバージョンの増加、ブランドの価値向上に常に頭を悩ませています。

ブランドは、顧客への提供価値を高めつつ、競争で優位となるための戦略を取り入れる必要があります。

そこで活用したいのがライブコマースによるエンゲージメント戦略です。ウェブサイト上にライブコマースを取り入れることでエンゲージメントを促進し、双方向性を強化、商品が発見できる可能性を高め、コンバージョンを増やすことができます。

顧客は商品をリアルタイムで閲覧でき、即時に問い合わせに対応してもらえます。これにより購入の意思決定が早まるので、顧客の離脱を防ぎブランドにとっての売り上げ増加につながります。

 

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Reopening Insights Reportの報告によると、買い物客の60%が、サイトへライブコマースが導入されて以降、購入体験が改善されたと答えました。

またMediaocean Market Researchによれば、マーケティング担当者の80%が、今後数年でライブコマースが商品およびサービスを顧客と共有する際に大事な要素になると考えています。

それでは、ライブコマースの概要と、小売ECにもたらすメリットを見ていきましょう。


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小売ブランドがライブコマースを採用する5つのメリット

ライブコマースは、リアルタイムの動画ストリーミング中に、お客様が商品の紹介を閲覧し、売り手と繋がり情報を得て、商品を購入または予約できるオンライン上のイベントです。ライブコマースを通してリアルタイムにお客様と対話することで、ブランドはバーチャルの買い物体験に人間味を与えられます。業界やその規模に限らず、あらゆるブランドがライブコマースの恩恵を受けます。

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eMarketerは、アメリカ合衆国のソーシャルコマースのユーザーが、2020年は8,000万人だったのに対し2022年には9,600万人にまで増加すると伝えています。

 

ライブコマースは、ブランドに有り余るほどのチャンスをもたらします。具体的なメリットをを見ていきましょう。



1. 新たな顧客エンゲージメント獲得と売上に貢献

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顧客はライブコマース上で質問をしたり、バーチャルの体験セッションや個人専用のデモにアクセスできます。ライブコマースは顧客の意思決定を早め、ECの売り上げ増加に貢献するのです。

 

2. クローズド・プラットフォームからの脱却

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小売ブランドが直面する問題は、「ライブ配信をどのように運営したらよいのか?」ということです。自社のECプラットフォームか他社が提供するソーシャルプラットフォームを選べますが、どちらがより良いのでしょうか?一般的には、ブランドのウェブサイトまたはモバイルアプリケーションに埋め込みできる分散型の動画テクノロジーフレームワークを選ぶと良いとされています。

これにより、ブランドはFacebookやInstagram等の第三者のソーシャルプラットフォームに頼らずに、独自のデジタル領域でライブストリーム動画を作成し共有することができます。


3. 目的・ターゲット・エンゲージメントの見直し

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ライブコマースの体験は、一度限りのことではありません。コンテンツは、購入のプロセス全体を通してよりお客様と関わるような見直しを立てられます。ライブ配信のコンテンツもまた、観客を増やすためのキャンペーンを展開したり、ブランドのライブ配信に人を呼び集めたり、ライブ配信後に観客と関わるよう設計することで、ターゲットを見直せます。

 

4. ファーストパーティデータの活用

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ブランドのウェブサイトでライブコマースのセッションを開催すると、エンゲージメントのメトリクス、視聴傾向、購入のタッチポイント、下落率等、ありとあらゆるファーストパーティデータにアクセスできるようになります。さらに、ライブコマースにより、ブランドはセッションのパフォーマンス分析に必要不可欠な定量データを獲得し、ブランドの観客に合わせ最適化され、即時買いを増やし、カゴ落ち率を減らす動画デザインが可能になります。

 

5. ミレニアル世代・Z世代のエンゲージメント向上

 

 

ミレニアル世代とZ世代はテクノロジーに精通しており、エンターテインメントと教育が両立するブランドを好みます。動画から情報を取得し、インフルエンサーが注目するトレンドであれば広く敏感です。ライブコマースは、ショート動画とクリエイターエコノミーの能力を活用することで、ミレニアル世代とZ世代との関わりを強化してくれます。

 

Fireworkが創り出すライブコマース体験

 

 

Fireworkにより、ブランドが運用しているウェブサイトやアプリにインパクトの大きいライブコマースおよび動画ショッピング体験をシームレスに取り入れられます。Fireworkはノーコードのプラットフォームなので、カスタムウェブサイトや一般的なECのCMS(コンテンツマネジメントシステム)ソリューションと接続できます。

Fireworkを使えば、ブランドは優れた技術でお客様と感情のこもった真の繋がりを築くことができます。さらに、プラットフォームは、主要なCMSとスムーズにリンクし、スワイプしたり買い物したりできるうえ、インタラクティブな体験を提供します。

Fireworkは、パブリッシャーやブランドがミニ動画をデザインし、キュレーションし、主催することを一貫して支援するエンタープライズサービスやツールを提供しています。機能の一例を挙げると、ブランド専用の目的地を提供するOpen Story Pageがあり、コンテンツを収益化するお手伝いをしています。

 

まとめ

ライブコマースは、小売ECブランドにとって真のゲームチェンジャーです。ライブコマースは顧客エンゲージメントに人間味を与え、取り引きにおける摩擦を軽減してくれます。ブランドは、ウェブサイトやモバイルアプリケーションでリアルタイムにお客様と関わり、より良い体験をデザインするためのファーストパーティデータを用いることができます。ライブコマースは動画テクノロジーとクリエイターエコノミーの能力を組み合わせ、人と人との繋がりを強化し、コンバージョンを向上するのです。

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