ビジネスに合ったウェブストーリープラットフォームの選び方

顧客エンゲージメントを高めるうえで効果的な手法の1つは、動画の実装によって企業のストーリーを伝える方法です。動画コンテンツがエンゲージメントを高める原動力となった今、コンバージョン率を高め、最終的には売上を伸ばすために、どの企業も競って動画の利用に乗り出しています。

動画が求められている理由のひとつは、その汎用性の高さにあります。具体的には、動画を使うことで、企業が語りたいストーリーを伝えたり、新商品を紹介・発表したり、顧客の疑問に答えたり、お客様の声をシェアしたり、顧客との結びつきを強化したりできるため、その可能性は想像をはるかに超えています。

このように需要が急増した結果、ウェブストーリーのプラットフォームを探し始める企業が増加し、Facebook、Google、LinkedIn、Slack、Twitterなどのプラットフォームは、すでに何らかの形でストーリー機能を実装してきました。本記事では、複数のウェブストーリープラットフォームの中から、魅力的なプラットフォームの条件と、自社ビジネスに合ったプラットフォームの選び方について解説していきます。

ウェブストーリーの実装にSNSを活用すべきか？

ウェブストーリー市場に参入するうえで、SNSを活用するのが最適だと思われがちですが、必ずしもそれが解決策とは限りません。

FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSプラットフォームは、個人がそれぞれのフォロワーたちとストーリーをシェアしやすいように作られています。これまでも、多くの企業がこのツールを活用して顧客との関係を強化し、ブランドの成長に繋げようとしてきました。しかし、企業にとってSNS上のエンゲージメントは、個人の場合のように自然発生的に作り上げられるわけではありません。

SNSプラットフォームは、オンラインアバターを通して個人的なブランドやネットワークを活性化し、取引に繋がるようにデザインされたものです。そのため、ブランドと個人的な繋がりがあるユーザーでない限り、押しつけがましい宣伝活動と判断され、企業がこの空間で成功するのは難しくなっています。

1本の動画でバズったティーンエイジャーが1億人以上のフォロワーを集めた一方で、フォロワー数が100万人にも満たない企業アカウントもあるのもそれが理由です。Instagramでのフォロワー数トップ20までのアカウントのうち、企業アカウントはわずかに3つで、しかもそのうち1つはInstagramの公式アカウントなのです。

さらに、SNSはコンテンツを世に出す手段を提供するだけで、コンテンツの制作をそれほど手助けしてくれません。具体的には、SNS上で使える編集機能のオプションはたいてい表面的かつ補助的なものにすぎず、ほとんどの場合、企業側の必要条件を満たすものではありません。

魅力的なウェブストーリープラットフォームの5つの条件

ここまで、ビジネスにおけるウェブストーリーを実装するためには、SNSだけでは不十分であることを述べてきました。本項目では、ビジネスの成功に向けて必要な、魅力的なプラットフォームの条件について紹介していきます。

①使いやすいこと

言うまでもありませんが、使いやすさは非常に重要です。なぜなら、使いやすければ使いやすいほど、コンセプト作りや編集、公開にかかる時間が少なくて済むからです。

②オールインワンであること

ウェブストーリー制作に必要なすべてのツールを備えていることが重要です。魅力的な動画を制作するには、エンジニアリングやコンテンツアルバム、AI、エディターなど、すべてが一体となって機能しなければなりません。

③ショート動画に対する知見があること

ショート動画は、ウェブサイトのトラフィックを最大3倍、収益を最大8倍にも高められます。

④ビジネス向けであること

たいていのSNSは、ビジネスよりもインフルエンサーに向けたものとなっています。そのため、ビジネスに必要な機能やツール、顧客サポートを提供する、ビジネス向けに特化したプラットフォームが重要です。

⑤モバイルに最適化されていること

今後10年の間に、パソコンよりもスマートフォンでインターネットにアクセスする人は増加するでしょう。そのため、魅力的なウェブストーリープラットフォームは、モバイル向けに最適化されている必要があります。「モバイルファースト」ならより理想的です。

ビジネスに合ったウェブストーリープラットフォームの選び方

魅力的なウェブストーリープラットフォームの条件についてご理解いただけたでしょうか？本項目では、貴社のビジネスに合ったプラットフォームの選び方について紹介していきます。

①自社に必要なものを知る

プラットフォームを探し始める前に、まずは自社が求めるプラットフォームの特徴を理解する必要があります。ウェブストーリーを作る目的は何か？脚本はあるか？リーチしたい相手は誰か？どのくらいの長さか？成功の可否をどのように判断するか？すでに動画はできているのか？コンテンツライブラリーが必要か？編集は必要か？など、こういった質問を探ることはプラットフォーム市場を探索するのに役立つでしょう。目標やビジョン、やり方などが希望に合わないものは除外できます。このステップを正しく行えば、時間とお金を節約できるのです。

②予算を決める

求めるプラットフォームの候補を絞るに当たって、予算を基準にするのはとても良いやり方です。予算を決めてしまえば、高額すぎるプラットフォームに関わって時間を無駄にすることもありません。さまざまなプラットフォームのサービスを比較検討して、ストーリーを作る真の価値を提供するのはどこかを見極める助けにもなるでしょう。さらに、予算の決定は優先順位づけにも繋がります。上限を決めたうえで自社に必要なものをよく考えられるため、不要な追加機能と必要な機能を取捨選択できるのです。

③過去の事例を参考にする

予算と必要条件を絞れたら、プラットフォームの過去の事例を参考にしましょう。過去の事例とは、彼らのこれまでの顧客事例などを含みます。たとえば、お客様の声からは、顧客視点でのプラットフォームの利点がわかり、顧客リストからは、貴社にとって必要条件を満たしているかがわかるでしょう。貴社と似た業種、規模、ブランドスタイルの企業がリストにあれば、そのプラットフォームは貴社にとっても正しい選択といえるのです。

④カスタマーサポートを試してみる

これは軽視されがちですが、仕事のパートナーを選ぶうえで大切なステップです。現代の顧客が最重要視する価値のひとつが、迅速なサポート対応です。不具合が生じたときに、質の高いサポートは重宝されます。つまり、行動こそが重要なのです。その企業のカスタマーサポートの良し悪し、特にレスポンス力のテストは容易に行えます。検討するプラットフォームのカスタマーサポート宛に、メールかSNSでメッセージを送ってみましょう。レスポンスが返ってくるまでの時間から、今後のサポートに何が期待できそうか、よくわかるはずです。 

まとめ

本記事では、魅力的なウェブストーリープラットフォームの条件と、自社ビジネスに合ったプラットフォームの選び方について解説してきました。貴社にぴったりのウェブストーリープラットフォームを見つけるお手伝いができたでしょうか？本記事で得た知見を実地で試す準備はできましたか？さあ、今すぐFireworkのトライアルデモをリクエストして、Fireworkが貴社のビジネスに最適かどうかを見極めてください。詳しくはこちらのリンクをクリックしてください。

本ブログは「How to choose the right web story platform for your business」の抄訳となります。