ライブコマース

ライブコマースはオンラインショッピングをどう変えるか

ライブコマースの普及によって、オンラインショッピングに革命が起きようとしています。この記事では、ライブコマースとは何か、そのメリットや成果の上げ方まで、世界中のブランドの事例を交えながら解説します。

ライター:Priyam(プリヤム)

COVID-19の大流行により、人々の購買行動は大きく変わりました。具体的には、購買方法が制限されたことで、オンラインショッピングが当たり前の世の中になりました。そして、購入の意思決定をする前に商品に関する動画を視聴するようになりました。調査によると、COVID-19の期間中、ライブコマースはなんと76%も成長しました。店頭でのショッピングが難しくなったため、消費者が自宅にいながらも店頭でのショッピングに近い「フィジタル」な体験ができるライブコマースが注目されるようになったのです。

CiscoAnnual Internet Reportによると、2022年までにインターネットの約82%が動画配信に使われるようになるそうです。

・WyzowlのState of Video Marketing Surveyによると、調査対象者の84%が、あるブランドのビデオを見た後に商品を買うことを決めたと答えています。

・中国のライブ配信市場は、2021年までに3兆1370億ドル(431兆円 ※2022年7月レート換算)に達する見込みです。中国以外にも、アメリカ、アジア、その他のヨーロッパ市場でも動画ショッピングは盛り上がりを見せています。

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動画には、視聴者と対話しているかのようなライブ感があり、視覚に訴えることで、より没入感を与えることができます。ライブコマースはそれをさらに一歩推し進めたもので、デジタル化、手頃な価格のモバイルデータ、スマートフォンの台頭によって急速に普及しています。ライブコマースは、従来のオンラインショッピング手法よりも効果的であるといえるでしょう。

ライブ動画では、視聴者は実演を通じて商品やその仕組みをリアルタイムかつ余計なフィルターを通さずに直接知ることができます。さらに、商品を全方位から理解することで、まるで店頭でのショッピングのような体験ができるのです。

ここからは、ライブコマースのメリット、ライブコマースを始める方法、ライブ配信を利用するブランド、について紹介していきます。

ライブコマースとは?

そもそもライブコマースとは、ライブ配信とオンラインショッピングを組み合わせたものです。顧客はブランドのライブ配信に参加し、ブランドや他の視聴者と交流する中で、即座に購買の意思決定を行います。ブランドによってはインフルエンサーを起用し、ライブ配信上で商品のプロモーションを行うこともあります。ライブコマースでは、商品の実演シーンを通じて顧客の自発的な購入を促すことができます。さらに、視聴者は商品の詳細について、ブランドの担当者に質問することも可能です。ライブ配信の視覚的な情報は、通常のオンラインショッピングよりもダイナミックで、顧客の商品への関心を持続させてくれます。

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なぜライブコマースなのか 

ライブコマースは人々のオンラインショッピングのあり方を急速に変化させています。たとえば、ライブコマースは中国全土おいて、売上の増加やより良い顧客の維持、そして高度な顧客関心の追跡を実現しました。

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・韓国のファッション衣料品会社LF Corpは、ライブコマースを利用して、毎年(2015年以降)売上が30%増加しています。

・美容とファッション業界に牽引されるインドのライブコマース産業は、2025年までに40~50億ドル(5500億円~6880億円※)という規模にまで成長すると予想されています。

マッキンゼーによると、米国のライブ配信視聴者のうち、ミレニアル世代は31%、団塊世代は25%を占めているそうです。


ライブコマースのメリット

ライブコマースには、数多くのメリットがあります。この項目では、ライブコマースの5つのメリットについて紹介していきます。

・顧客とのエンゲージメントの強化

通常のオンラインショッピングでは、商品に分かりにくい点があると顧客はウェブサイトから離脱する可能性があります。一度離れた顧客を取り戻すのは大変なことです。しかし、ライブコマースには、リアクションやコメントなど、顧客とブランド担当者間の直接的な対話が存在します。これにより、顧客の興味を強く引くことができます。また、ブランドとの直接的なつながりを可能にするインタラクティブな配信により、優れた顧客エンゲージメントを確保し、オンライン・ショッピングが現実のショッピングに近づきます。さらに、クイズや景品を挟むことで、視聴者の注意を惹きつけ、関心を持続させることができます。その結果、ライブコマースでは、顧客がその場で商品を購入する可能性が高まります。

・売上アップ

顧客のエンゲージメントが高まれば、商品が売れる可能性が高くなります。顧客のアテンション・スパン(注目する時間)が長くなると、ブランドとのやりとりの時間も増えるのです。ブログを読むような時間のかかる作業とは異なり、ライブを視聴するだけで内容を理解できるため、スムーズな購買決定につながります。そして、顧客数を増やすことができ、リピーターも増えるのです。

・マーケティング指標に関するより良いトラッキング

一般的なオンラインショッピングでは、商品に満足している顧客とそうでない顧客を識別することは困難です。しかし、ライブ配信では、顧客のボディランゲージや表情を見ることで、顧客の満足度を把握することができます。このようにして、マーケティング戦術がうまくいっているかどうかを確認できるのです。また、エンゲージメント分析+ライブ配信分析でデータを評価することで、顧客の反応をリアルタイムに把握できます。

・フルファネル・エンゲージメント

獲得からエンゲージメント(関わり)、コンバージョン(変化)、リテンション(維持)に至るまで、ブランドはすべてを行うことができます。顧客が商品に抱く第一印象から、検討、変化の段階まで、顧客の生活スタイル全体を追跡し、セールス・マーケティングの目標を調整することができます。

・ライブコマースによるDX化

ライブコマースとショッピング動画は、オンラインショッピングの未来の姿です。ライブコマースを採用するブランドは、現代の顧客(特にZ世代とミレニアル世代)のニーズに強く合致するでしょう。

 

ライブコマースに関する誤解

ライブコマースのメリットについてお分かりいただけたでしょうか。その一方で、「手間がかかりそう」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。ビジネスのためのより良いライブコマースを実現するには、その誤解を解く必要があります。

・誤解1:ライブ配信にはソーシャルメディアが必要 

Fireworkは、ソーシャルメディアプラットフォームへの依存を減らすことで、ライブ配信に適切な視聴者を獲得できます。

・誤解2:コンテンツ作成に手間がかかる

Fireworkは、ライブ配信を全面的にサポートし、ライブコマースを実現するためのサービスを提供します。既に利用可能なテンプレートも用意されていますのでご安心ください。

・誤解3:ライブコマースは、インフルエンサーなしでは成功しない

ライブ配信を行うためには、必ずしもインフルエンサーが必要なわけではありません。ライブ配信を行い、視聴者と効果的に関わるには、ブランドの担当者やエバンジェリストがいれば問題ありません。

・誤解4:ライブコマースのメディアは複雑

Fireworkでは、技術ソリューションと、成功へと導くサポートチームへのリアルタイムアクセスを活用できるため、容易にライブ配信をすることができます。たった2行のコードで、お客様のブランドのライブ配信を準備いたします。 

 

ライブコマースで成果を上げるための流れ
 
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1.まず、ライブコマースに使用する案件を選定しましょう。ライブ配信で販売したい商品や提供物を把握します。

2.ライブ配信の目的に最も適したプラットフォームを選定します。
Fireworkでは最初から最後まで、つまり販売コンテンツ作成から実行までを担うことができるため、おすすめです。

  1. ライブ配信は、あまり台本を使用せず自然に行いましょう。端的に伝えることで、あなたのブランドのメッセージの説得力が増します
  2. ストーリーテリングを活用することで、視聴者の興味を引くようにします。商品の仕様を説明するのみでは、ライブ配信は単調で魅力的ではなくなります
  3. 最大限に視聴者を惹きつけるには、ソーシャルメディア上で事前にライブコマースの配信をプロモーションしましょう。ライブコマースイベントに関するティーザー動画を作成することで、関心をより高めることができます
  4. 時間枠を定めないことも大切です。視聴者が商品の全容を把握できたと思えるまで柔軟に対応しましょう
  5. ライブ配信に参加する人々にインセンティブを与えることも重要です。それは、コンテスト形式やクイズ、ギフト、または他の景品でも可能です。こうすることで、視聴者に貴重な時間を使用してライブ配信を視聴するメリットを感じてもらえます

8.有名人をゲストに迎えることで、番組の人気を高めることができます。さらに、視聴者にゲストとの対話を促し、番組を盛り上げることもできます。

  1. 最後に、視聴者が次に何をすべきかを示す魅力的な行動喚起で締めくくりましょう。リンクのクリックによって商品を購入できるようにしたり、次のライブ配信に視聴者を招待したりすることによって、リピーターが増える可能性があります。

10.技術的な統合は、ShopifyやWooCommerceのようなサードパーティのアプリケーションに接続して行うライブ配信では困難です。しかし、Fireworkを使用すれば、ウェブサイト上にコードを挿入することで、簡単にウェブサイト上でライブ配信を開始できます。

 

ライブコマース事例

Nordstrom (ノーズストーム):アメリカの百貨店チェーンであるNordstromは、「ライブ配信はオンラインショッピングの形として好ましいうえに成功する」とし、独自のライブコマース体験チャンネルを立ち上げました。

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Tommy Hilfiger(トミー・ヒルフィガー):
ファッション大手Tommy Hilfigerはライブコマースを活用し、中国でのライブ配信ショッピングイベントで1400万人以上のユーザーを集め、大きな成功を収めました。そして、2分以内に対象商品(パーカー)を完売させました。

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Kraft Heinz(クラフト・ハインツ):
CPGのリーダーであるクラフト・ハインツは、Fireworkプラットフォームを利用して、ハインツ・ケチャップ・ブランドのハロウィーン向けライブコマース・スペシャルイベントを実施しました。このライブ配信イベントでは、従来のソーシャルメディアチャンネルと比較してエンゲージメントが18倍増加し、限定商品が23分間で完売しました。

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Davidoff Cigars(ダビドフ・シガーズ): スイスの高級ブランド Davidoff は、Fireworkのもつライブコマースに関する専門知識を活用し、タバコブランドDavidoff Cigarsのライブ配信を複数箇所で同時に行いました。このブランドのライブ配信は非常に面白く、没入感の高い視聴体験により、38%のエンゲージメント率を達成しました。

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Douglas Cosmetics(ダグラス・コスメティックス):ドイツの美容ブランドDouglas Cosmeticsは、定期的にライブ配信を使用して商品を宣伝しています。実演やアンボックスビデオ(商品を開封してレビューを行うビデオ)を使うことで、40%のコンバージョン率を達成しました。
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Ola(オラ):
インドのOlaの電動スクーターは2021年にライブ配信で発売され、最初の24時間で1,000件以上の注文を集めました。


まとめ

ショッピング動画やライブコマースを検索する人が増えており、ライブコマースの未来は明るいと思われます。ライブ配信を活用し、競合の動画戦略の一歩先を行くために、この機会を逃すわけにはいきません。メッセージの信憑性とシンプルさが、より多くの顧客を獲得できることを覚えておきましょう。そして顧客がオンラインであなたと交流すればするほど、即座に購入してもらえる可能性が高くなります。

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