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ウェブストーリーがパブリッシャーにとって重要な5つの理由とは?

ウェブストーリーは、従来のSNSのストーリーとは異なり、コンテンツをオープンウェブ上でニュース検索中心にアレンジ可能です。本記事では、ストーリーテリングの先駆者であるパブリッシャーがウェブストーリーを導入すべき理由について解説していきます。

ライター:ジェイソン・ホーランド

パブリッシャーは、コンテンツ戦略において、強力かつ複数のソーシャルメディアに対応するアプローチを構築する必要があります。多くのパブリッシャーが既存のソーシャルメディアチャンネルで実験を続ける中で(記事参照)、ウェブストーリーで秀でる方法に関する多くの質問が私たちに寄せられています。

ウェブストーリーは、いわゆる"Walled garden" 、言い換えれば プラットフォーマーによる閉ざされたプラットフォーム内で、ストーリーフォーマットを導入したソーシャルアプリに替わるものです。本記事では、パブリッシャーがウェブストーリーを導入すべき理由について解説していきます。導入を決めかねているパブリッシャーにとって、成長段階にあるコンテンツフォーマットを構築し、導入するときがなぜ今なのか、その最大の理由をお伝えする場になれば幸いです。

 

ウェブストーリーがパブリッシャーのコンテンツミックスになるべき理由とは?

パブリッシャーはストーリーテリング業界の先駆者であり、ストーリーを語る上でウェブストーリーほど優れた媒体はありません。

1. 検索によりニュースが発見される!

パブリッシャーは最新のニュース(世界のNew York Timesと最近特集した最も革新的なブランドを参照)やエバーグリーンで興味を引く話題(Vox参照)を生み出し、それらは検索エンジンの結果につながります。主要なソーシャルメディアプラットフォームのストーリーとは異なり(ここから最新の5つを参照)、オープンウェブストーリー(Google AMPやFireworkが開拓)は、コンテンツをオープンウェブ上でニュース中心かつ検索中心なものにすることができます。

パブリッシャーとしては、15秒だけバズる(むしろ広告の様な)短命のコンテンツに時間、お金、資源を費やすのではなく、コアビジネスであるニュースコンテンツの作成および転用に時間を費やしたいはずです。上記の内容を実現するために、以下のポイントに留意しましょう。

 

①新コンテンツの作成

ニュースのパブリッシャーは、ニュースを作り出すビジネスを行っています。地元のTV局でもCNNでも、既にニュースは作られていますが、記事はテキストが中心です。ウェブストーリーは、優れた方法でソーシャルメディアとニュースチームを強化してくれます。既成のコンテンツをストーリーラッパーを通じて、テキストや呟きよりも視聴者が共感できる形で伝えることができます。これは、Twitterが爆発的人気を博していた時代にニュース機関やブランドがソーシャルメディアチームを構築したのと同じ方法です。 

②コンテンツの転用

既に多くのニュースクリップやニュース速報がある場合、ウェブストーリーを使うことで、SnapchatやInstagramと共に成長した若い層の主流となりつつあるフォーマットで、その日の最大で最もエキサイティングなニュースに意見を述べられるようになります。

③モバイルの重要性

ウェブストーリーは、既存のニュースコンテンツを今どきの視聴者が理解しやすい形に作り変える最も簡単な方法です。この普遍的なコンテンツが、2019年のオーガニック検索の60%以上を占めるモバイル検索結果につながります。また、ウェブストーリーは、モバイルでストーリーを語る抜群の方法です。そのため、この新しいストーリーフォーマットの構築に時間を費やすことで、最善の結果を得られるのです。

④Google Discover

初心者の方にむけて説明すると、Google Discoverは、検索傾向を使ってAIが構築するコンテンツフィードであり、楽しくかつ視覚的に魅力のあるTwitterのようなコンテンツのストリームを提示します。オープンウェブストーリーの最良の点はGoogle Discoverの上位にも出てくることです。

 

2. ニュース=ストーリーテリング=ウェブストーリー!

こちらの詳細は、ジェイソン・ホーランドの最近の投稿をご確認ください。ウェブストーリーが広告や映画製作の要素を利用して、ニュースを紹介する際の視覚的なストーリーを作り上げることについて紹介しています。 

 

3. ウェブストーリーに区切りをつけ、それらを繋げてみましょう!

ウェブストーリーは、ツイートストームやツイートスレッドと視覚的に等しく、ソーシャルメディアチームやニュースチームが簡単にまとめられます。既に書き上がっている記事を使って短時間のウェブストーリーを構築するテンプレートを作成できます。そして、すべてのウェブストーリーを元の記事へのリンクで完結できるというメリットがあります。

 

4. ブランドに惹きつけましょう!

視聴者とコミュニケーションを取る最善の方法は、最新のブログ投稿やニュース記事でコメントのやり取りをすることです。ウェブストーリーは、SnapchatやInstagramで見られるように、ショート動画の強みをニュース・サイトにもたらします。

 

5. 先駆者になりましょう!

ウェブストーリーはまだ、発展途上の段階にあります。Fireworkのソリューション以外では、Google AMPがそのような試行が可能ですが、これまでの技術革新と同様、ソーシャルネットワークであれ、SnapchatやIntragramのようなプラットフォーム上のソーシャルメディアであれ、ウェブストーリーは存在し続けます。パブリッシングにおける次の波に乗ることができるように、先駆者となりましょう!

Fireworkでは、ウェブストーリーの導入をサポートしています。詳しく知りたい方は、以下のリンクをクリックしてください。

本ブログ「Five Reasons Publishers Can’t Miss Web Stories!」の抄訳となります。

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