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ホスピタリティで世代を超えた視聴者を掴め! フジ医療器がFirework導入で実践する動画制作とは

フジ医療器は2019年に従来のECサイトを刷新し「フジ医療器オンラインショップ」を立ち上げました。縦型動画の活用を検討するなか、2023年1月からFireworkを導入しました。Fireworkの導入に至った経緯やその後の活用方法、また今後の展望をお伺いしました。

株式会社フジ医療器(以下、フジ医療器)は1954年にフジ医療器製作所として創業し、同社の第1号となる健康器具の木製あんま機を発表しました。1965年には、フジ医療器として法人組織に改組しました。その後、マッサージチェアを中心にフットマッサージャー、シートマッサージャーなどの部位別に施術できるマッサージアイテムや、手軽に体のケアができるマッスルショットなどを次々と開発します。さらにはフィットネス機器や補聴器なども手掛け、「世界の人々の美と健康に貢献するウェルネス企業をめざします」の経営理念のもと事業を行っています。

時代の変化によりインターネットでの購買が一般化したことを背景に、フジ医療器は2019年に従来のECサイトを刷新し「フジ医療器オンラインショップ(以下、オンラインショップ)」を立ち上げました。商品セグメントの拡充に伴う対象となる年齢層の広がりや、お客様がより安心して購買できる環境を整えるため縦型動画の活用を検討するなか、2023年1月からFireworkを導入しました。営業本部マーケティング部長の百目 崇氏、マーケティング部の定仲 実祐氏にFireworkの導入に至った経緯やその後の活用方法、また今後の展望などもお伺いしました。

 

縦型動画の導入で幅広い年齢層へ浸透

―動画のなかでもなぜFireworkによる縦型動画を選ばれたか?

百目氏:まずは世間的に縦型のショート動画をスマホで見る人が若い世代を中心に増えてきている点が挙げられます。当社の主力商品はヘルスケアプロダクトのため、お客様の年齢層は比較的高いです。このため若年層の方にとっては「商品自体になじみが薄い」という課題を抱えていました。こういった背景から幅広い年齢層のお客様に、当社商品をより身近に感じてもらえるコンテンツを導入したいと考えていました。また、フジ医療器の企業サイトで商品の魅力を伝える際に、動きのあるものを取り入れたいというのもあり導入を決めました。スマホから動画作成する手軽なアプリも存在しますが、当社としてこういったアプリを採用するのは抵抗感があったところで、縦型動画のプラットフォーマーとして実績があるFireworkを知りました。

Fireworkと最初に実施した面談での第一印象として、全体的にご提案内容が素晴らしかったです。自社のサービス内容や会社概要を掲載した汎用的な資料ではなく、フジ医療器について時間をかけて調べていただいたことが分かる内容でした。縦型ショート動画について色々と調べていたタイミングでの素晴らしいご提案だったことで、Fireworkの導入を決めました。

Copy of 画像1百目氏は商品の魅力を伝えるためFirework導入を決めたという

―Fireworkを導入してみての感想と活用方法は?

定仲氏:より多くのお客様に商品の魅力を知ってもらい、オンラインショップに来ていただけるように取り組んでいます。幅広い年齢層の方に見ていただくことが目的とはいえ、これまで当社をご愛顧いただいているお客様にも見やすいフォントサイズや色、文字数なども意識しています。映像については、スピード感があるアップテンポなものが流行だと思いますが、どなたにも見やすいスピード感で進んでいくようなコンテンツを作成しています。BGMも若い世代向けに偏りすぎずに、どの世代の方が耳にしても楽しんで視聴できる楽曲を選んでいます。

百目氏:導入後も、Fireworkの方はメールの返信も早く、そしてこちら側が聞きたいことを全て盛り込んでくれています。またレスポンスが早いと仕事の進みも良くなる。彼らはそのレベルの仕事を他のクライアントに対しても行っていると思うとすごいなと感心します。ご担当いただいている全員が、弊社の期待値以上のサービスで応えてくれる。Fireworkが頑張るなら、自分たちもそれに応えたいと相乗効果が生まれています。

Copy of 画像2多くのお客様が楽しめるコンテンツ作りを目指す定仲氏

 

Firework導入により自社メディアだからこそ伝えられる情報も

―動画を活用するうえでカギとなる点は?

百目氏:オンラインショップを運営するうえでKPIは項目ごとに細かく設定しているのですが、一般的にECサイトの売上はCVR(コンバージョン率)に顧客単価、ユーザー数を掛け合わせた計算から求めることが出来ます。しかし、顧客単価はその時々で取り扱っている商品によって変わってしまうため、コントロールすることはできません。ユーザー数を増やすための1つのアイデアとして動画も活用可能ですが、それ以外にもウェブ広告をはじめとする多くの方法が存在します。そこで動画を活用するうえでカギは何か、と考えると最後のコンバージョンの部分になってくるわけです。

当社が扱うマッサージチェアなど一部の商品の価格帯は決して安価とは言えません。お客様が購入を判断される際にオンラインショップで即決するのは難しい。購入するには不安や心理的なハードルを抱えています。購入単価が大きいため、悩まれるポイントは多くあります。ご購入前、ご購入後にお客様が抱く「本当に大丈夫なのかな?」と悩まれる点などをひとつずつ解消したいと考えています。そのうえで、動画によりお客様の不安などを和らげるメッセージを伝えるように心がけています。理想を言えば、問い合わせをしなくても動画を見るとお客様の悩みが解消されるというものです。

―動画制作する際のポイントは?

百目氏:商品の特長ばかり訴求する内容ではなく、自社のECサイトだからこそお客様に寄り添った情報を提供したいと考えています。お客様が「気になるけど聞くまででもないかな」と諦めている疑問まで、情報を盛り込みたいです。

例えばお客様からのよくある質問として、購入後に商品を設置場所に搬入できるかどうかというものがあります。電話でのお問い合わせも可能ですが、電話でお問い合わせいただくことに抵抗があると感じているお客様もいらっしゃるかもしれません。そこでお客様ご自身で搬入をイメージできる方法をショート動画にまとめました(図1)。

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定仲:お客様は商品に関する情報だけではなく、実は商品の購入前後に関する様々な不安や疑問を抱えています。そうした不安などを解消できるよう、お客様が回答したアンケートを参考にどのような情報を提供すべきか検討し、コンテンツ化しています。受注メンバーに寄せられている問い合わせを参考にすることも多いですね。

例えばシートマッサージャーは、普段から使用している椅子の上に置いて使用することを想定しています。発売後しばらく経った頃に、ご購入者様から「シートマッサージャーがどんな椅子に合うか分からない」というお声をいただいたことから、「MRL-1300 椅子別乗り比べガイド」(図2)という動画を制作しました。

椅子やソファを形状からタイプ別にまとめ、使った時の見た目、使用するうえでの問題点や使うためのコツなどもまとめて情報として発信できるのは自社サイトでの動画配信ならではです。

―動画コンテンツはすべて社内で制作されているのでしょうか?

百目氏:基本的にはそうです。マーケティングの部署がオンラインショップを運営している強みを活かしています。メンバー全体の連携を強くして、必要な情報は常にシェアするようにしています。また、薬機法が関連してくる商品なので、配信前には様々な部署にチェックをお願いしています。

定仲氏:部署内での連携としては、チーム全体で何を動画で作成するかというテーマ出しを行っています。受注メンバーやオンラインショップのサイト運営メンバーも参加しています。

画像3-1二人の様子からはチームワークの良さが窺えた

 

動画配信の継続でお客様とより近くに

フジ医療器4Fireworkを活用し、両氏は今後もお客様と身近な関係づくりを目指す

ーFireworkを活用して今後どのような取り組みをお考えですか?
目標などあればお聞かせください。

定仲氏:ショート動画の制作はもちろんですが、ライブショッピングにも継続して取り組んでいきたいですね。Fireworkを導入してから、9月に初めてライブショッピングを実施しました。実施にあたり、最初はとても不安でした。何が必要なのかひとつもわからなかったです。通信環境をはじめライブショッピングに臨むまでの必要な要素を教えていただけたことはとても助かりました。まだ1回しかやっていませんが、今後も定期的に配信を続け、ゆくゆくは曜日や時間を固定して、ある時間になったらオンラインショップで勝手に流れ始めるといった、ラジオ感覚で聞いてもらえるようなコンテンツになれたらいいなと考えています。予定としては、11月22日に2回目、さらに12月にもう1度の実施を計画しています*。ショート動画についても、今後もお客様の「そこが知りたかった!」のようなかゆいところに手が届くような情報を発信していきたいですね。
*2023年11月17日インタビュー実施

百目氏:コンテンツを充実させることで、より当社に親近感を持っていただけるように取り組んでいきたいですね。様々な媒体から当社を知り、オンラインショップに来てもらう。その入り口を少しでも広げるためにも、自社のSNSコンテンツの充実も大切です。そしてオンラインショップでは商品をより身近に感じていただくためのコンテンツ制作を地道に継続して、より多くのお客様に当社商品の魅力が伝わっていけばいいなと思いますね。

ライブ配信では今は一人で出演していますが、二人で出演して会話しながら配信することで、お客様も気軽に、楽しく視聴していただけるのではと思います。あとは、他の企業様とのコラボ配信も考えています。「え、そことコラボ?」、と意外性を出すようなユニークさも忘れず、取り組んでいきたいなと考えています。

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