ライター:Priyam(プリヤム)
誰もがスマホ画面にくぎ付けの現代。モバイル上のデジタルコンテンツ、中でもショート動画が圧倒的に注目を集めており、テレビ、ラジオ、アウトドアや印刷メディアではもはや太刀打ちできないほどです。人々の集中力の持続時間が短くなり、動画コンテンツの利用が増大するとともに、デジタル世界でのカスタマーエクスペリエンスに磨きをかけることがますます重要となっています。
デジタルコンテンツを楽しむ上で、人々は当たり前のようにスワイプをします。興味を惹く動画ストーリーだけを選んで観るのにとても便利なため、スワイプできるコンテンツの人気は、各種SNSプラットフォーム上で高まっています。
つまり、インパクトある魅力的なウェブストーリーやショート動画の制作は、まさに今この時代のニーズに合っているのです。もはやテキストと画像だけのコンテンツは、スワイプ可能な動画やショート動画などのフォーマットに慣れた若い世代にとって、魅力に欠けるかもしれません。
ECサイトは、ウェブストーリーを取り入れることでトレンドに乗り、カスタマーエクスペリエンスを向上させることができるでしょう。
ウェブストーリーとは、視覚的インパクトを意識して制作された、スマホ向きの縦型フルスクリーンコンテンツのフォーマットで、動画、オーディオ、SNS上のショートコンテンツに触発されたテキストなどから成り立っています。しかし、ウェブストーリーはSNS上のストーリーとは異なります。後者が特定のアカウントに紐づけられ、1つのプラットフォームに限定されているのに対して、前者はどこでも、たとえばメール内でも、ランディングページの一部としても、シェアすることができるのです。
ウェブストーリーがECサイトに与えるインパクトは大きく、平均的なセッション時間は9分となっています。すなわち従来の2.8倍に増え、エンゲージメント指数の向上につながっているのです。
「ある研究によれば、写真、動画、テキストを交えた短いストーリーであれば、消費者の35%が視聴します。さらにそのうちの約15%は、クイズや投票、デモやチュートリアルを含めたストーリーの方が魅力的だったと回答しました。」
ebook「動画による次世代顧客体験の構築」
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ウェブストーリーの要は、コンテンツのチョイスにあります。アピール力のある画像や動画を使わない限り、魅力的で没入感のある体験を生み出すことはできません。
ウェブストーリーは、あくまで視覚的な体験なので、ストーリーのテキストがない状態でも、まずは適切なメディア素材をチョイスするのが良いでしょうやり方です。
TIPS:必ず高画質の画像、高解像度の動画を使いましょう。
人間とストーリーのつながりは特別なものです。ワクワクするストーリーには卓越した語りがつきものであり、視聴者の体験の良し悪しも語りにかかっています。ウェブストーリーを通じて伝えたいブランドのメッセージを、どんな言葉でどう語ればよいのか、それを知るためにはまず、対象となる視聴者について熟知する必要があります。
制作する前に、次のような点をよく考えておかなければなりません。
答えが明確になったら、ウェブストーリーを制作する準備はもう整ったといえるでしょう。
バランスの取れたデザインは、メディア素材と語りを1つにまとめる上で非常に重要です。デザインは、空間配分のバランスにすぐれ、スタイリッシュであるべきですが、最も重要なのはすっきりとした見やすさです。メディア素材やテキストを適切に配置するのも大切である一方、何もないスペースを作っておくことも大事です。空白は、コンテンツを引き立てるのです。
適切なツール、ストーリー、デザインがそろったら、顧客体験のDXまであと一歩です。
「素晴らしいオンライン体験を提供し、サイトのエンゲージメント指数を向上させるために、企業は効果的なウェブストーリー戦略を取り入れる必要があります。ウェブストーリーはサイトのエンゲージメント指数を4倍、動画視聴数を3倍、平均セッション時間を2.8倍も増大させる可能性があります」
以下、自社サイトにウェブストーリーを取り入れるメリットを5つご紹介していきます。
楽しく視聴でき、没入感を味わえるウェブストーリーは、顧客エンゲージメントを高めます。
エンゲージメントを最大化するには、自社の得意分野を知り、魅力的でダイナミックなストーリーを発信し、存在感を示す必要があります。例えば、女性向けのデジタルパブリッシャーRefinery29は、製作過程を追ったウェブストーリー「How stuff is made」シリーズを開始しました。個々のストーリーは、早く続きが見たいと思わせるように作られているので、ユーザーのサイト滞在時間は長くなり、自然とメディア利用も増えるのです。
ウェブストーリーにショッパブル動画を追加すれば、ストーリー本体に埋め込まれた商品へのリンクを通じて、売り上げに直結させることもできます。ショッピングという機能を持たせることで、購入の検討から決定までのスピードを大幅に早めることができるのです。
ショート動画、つまり縦型動画の最も素晴らしい点は、ストーリーを通してブランドメッセージを伝え、商品の販促を行えるところです。ストーリーが視聴者に与えるインパクトは画像やブログ記事より大きく、このメディアを活用して感動的なストーリーを発信することもできます。たとえばニュースメディアのNowThisは、コロナ禍の間に練習用のプールを作ったパラオリンピックの水泳選手を主役に、ストーリーを発信しました。デジタルパブリッシャーはウェブストーリーを活用して、複雑な物語をミニサイズのパーツに分解し、複数のストーリーに散りばめ、手軽なスキマコンテンツを作り上げています。
ウェブストーリーは消費者の興味に直接語りかけ、五感に訴えます。オーディエンスとの間に感情的で長続きする結びつきを生み出せるのです。こうした直接的な関係は情報の受容度やコンテンツへの理解を高め、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。
ウェブストーリーは視覚的なアピールが強いので、ブランド再生力が高く、ブランドの認知度アップにもつながります。業種を問わず、テキストと画像だけの組み合わせから動画ベースのストーリーに移行することで、視覚的な没入感を高め、スティッキネス(粘着性)、クリック数、その他のインプレッション指数を向上させることができるでしょう。
「ウェブストーリーを導入する際は、まずはユーザーベースを分析し、これまで最もエンゲージメントが高まったきっかけは何だったかをチェックしましょう。こうしたインサイトを生かして、説得力あるストーリーを作り出すことが重要なのです。」
ウェブストーリーの導入にあたっては、是非Fireworkをご利用ください。ライブ配信やショッピング動画などのオプションもあり、顧客とのやり取り、エンゲージメントを高める助けとなります。Fireworkのプラットフォームはショート動画、ウェブストーリー、広告表示メカニズム、広告インベントリの増大を通じて、パブリッシャーがユーザーを惹きつけ、魅力的な体験を提供するお手伝いをいたします。サービスにウェブストーリーを取り込むために必要なのは、Fireworkが提供するたった1行のコードだけで、貴社の技術チームが修正する必要は一切ありません。
Fireworkにお任せいただければ、サイト上にウェブストーリーを生成し、簡単に運用を行うことができます。。貴社チャンネルにあるFireworkのダッシュボードにコンテンツを直接アップロードするか、Firework独自のインポートツールを使って、YouTubeやInstagramなど他のソースからインポートするだけで行えます。簡単に動画制作を行えるFireworkのCreation Studioを使えば、マーケターは強力なソリューションの助けを借りて、没入感ある美しいショート動画をDIYで編集・制作することもできます。
こうしたツールがあれば、スマホユーザーにとって最適な、今風の縦型動画コンテンツの完成です。さらに、FireworkのAIによって横長動画を高い精度で縦型に最適化すれば、実際の制作工程はぐっと手軽になります。Fireworkのツールを使ったウェブストーリーの運用についてさらに知りたい方はこちらをご覧ください。
「平均的なユーザーは1日2時間もインスタのストーリーを見ています。Fireworkがお手伝いすることで、没入感の高いソーシャルエクスペリエンスを、自社サイトやアプリでも提供できるようになります。もっと効果的に視聴者の注目を集め、動画を好む現代の消費者向けに、さらに豊かな体験を生み出しましょう」
以下は、Fireworkを導入したお客さまの声です。是非ご一読ください。
インド民族衣装のオートクチュール「Purple Panchi」の共同創業者、Sahana Go氏は「当社サイトにFireworkのプラグインを組み込む際、積極的に協力してくださり、ありがとうございます。当社は、サイトのエンゲージメント指数とコンバージョン率を高めるのに最適なソリューションのプロバイダーを、常に求めているのです」と述べています。
映像制作会社Audpopの創業者にしてCEO、Paige Williams氏によれば、「私たちはFireworkが大好きで、Fireworkの動画プレイヤーをサイトで使っていますよ。動画を入れたことで顧客エンゲージメントは13倍、購入は6倍にまで伸びたんです」とのことです。
Fireworkのツールを用いれば、クリック1つで顧客エンゲージメントのアップ、素晴らしい動画体験が手に入るのです。
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(※2022.8月時点でのレート133.43円換算)