ライター:Priyam(プリヤム)
インターネットトラフィックの60%が動画フォーマットであり、動画コンテンツはあらゆるコンテンツフォーマットの王者として君臨しています。キャッチーな画像と簡潔なテキストさえあれば、ユーザーのクリックを獲得できた時代を覚えていますか?残念ながら、そのような時代はとうの昔に過ぎ去りました。
デジタルパブリッシングにおける「体験」は、この10年で急激に進化しました。テキストと画像ベースのコンテンツフォーマットでは、もはやユーザーの興味を引くことはできません。
SNS上では、ショート動画コンテンツが圧倒的な優位を占めていることから、デジタルパブリッシャーはこれらの縦型動画を活用することで、より大きなサイトトラフィックを確保し、顧客維持率を向上させることができます。
このデジタル革命に取り残されているような不安を抱いている方も心配はいりません。必要な情報はここにすべて揃っています。本記事では、オンライン顧客体験の向上とデジタルパブリッシング業界にとっての有用性について説明します。
今日のデジタルパブリッシャーの体験は、かつてないほど煩雑なものとなっています。プラットフォーム、マーケティングチャネル、ブランド、コンテンツの数が膨大であるため、顧客の注目を集めるための競争は熾烈になっています。
多くのデジタルパブリッシャーにとって、サイトトラフィックを増やすことは最優先事項です。
自社のウェブサイトが広告主にとって有利なプラットフォームであると示すために、パブリッシャーはサイトの指標を表示し、広告主に付加価値を提供する必要があります。サイトトラフィックが高ければ高いほど、広告主は競合他社ではなくあなたのウェブサイトを選択する可能性が高くなります。
デジタルパブリッシャーたちは、サイトトラフィックの大幅な減少を認識しています。2021年に国際ニュースメディア協会が米国の全国紙と地方紙20社に対して行った調査では、全国紙では平均して24%、地方紙では平均して19%のサイトトラフィックが減少していることがわかりました。
出典 INMA
この傾向の主な理由の 1 つは、ショート動画コンテンツの台頭にあり、視聴者の大部分がデジタルパブリッシャーからSNSに流れていることです。
広告の視認性を求める広告主が増える中、パブリッシャーは自社のウェブサイトを目立たせ、より多くの人の目を引く必要があるというプレッシャーを感じています。そのためか、従来のデジタルパブリッシャーが、積極的に動画フォーマットを試しています。
ドイツに本拠を置く市場団体Bitkomによると、メディア企業の72%がデジタル変革に対応するために新しい戦略を採用し、従来のビジネスモデルを変更しています。
故に、もしあなたがサイトトラフィックの増加や、ユーザーリテンション率の維持に苦戦しているのなら、「どのように他者との差別化を図ればいいのか?」と自問自答してみましょう。
ショート動画、ウェブストーリー、ライブ動画は、現在最も人気のあるデジタルコンテンツフォーマットです。Responsifyによると、動画を使用しているウェブサイトの平均コンバージョン率は4.8%であるのに対し使用していないウェブサイトの平均コンバージョン率は2.9%となっています。
動画コンテンツの台頭は世界を席巻しています。例として、市場最大のブランドは皆動画フォーマットを活用し、ビジネスモデルに組み込んでいるのです。
もし貴社のウェブサイトがこの新しい流れに適応していないのであれば、そろそろ変化を考える時期なのではないでしょうか。
出典 Qallann
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従来のデジタルパブリッシャーは、ストーリーテリングを活かしたビジネスを行っています。ここでは、ショート動画やウェブストーリー形式のコンテンツ作成に取り組むことが、ブランドにどのような利益をもたらすかをここからはご説明します。
Databoxが最近行った調査では、回答者の74%が、ブログよりも動画の方がリード創出に効果的であると考えています。オンラインユーザーのアテンションスパンが短くなっている現在、ユーザーは長文のブログよりもショート動画を好みます。ユーザーの注目を集めそれを維持するためには、ショート動画やウェブストーリーを採用することで、ブランドにとってよりインパクトのあるストーリーテリングを実現することができます。
ターゲット視聴者をコンテンツにより惹きつけるには、没入感のある体験が重要です。SNSが高いユーザーエンゲージメントを獲得しているのは、高品質で没入感のある体験を提供できているからにほかなりません。さらに、テクノロジーの活用もまた、ユーザーを引き付け定着させることに役立ちます。
McKinsey によると、ライブコマースはユーザーの購買体験を一変させました。例えば、中国のライブコマース市場は、2020年には推定1710億ドル(23.5兆円※)にも達するとされています。
Eコマースに関しては、ライブ配信を活用し、ユーザーに対してよりインタラクティブな購買体験を提供することを強くお勧めします。
68%の人が、11分以内であれば商業用動画であっても好んで見るということがわかっています(Vidyard)。このことは、ショート動画が他のどのコンテンツフォーマットよりも高い投資収益率(ROI)を提供することを明示しています。
Fireworkでは、ブランドがショート動画を活用し、ブランドストーリーにシームレスに統合するお手伝いをしています。その例として、当社のクライアントの1つであるNarcityのケースをご紹介します。
出典 Firework
カナダのトップクラスのデジタルパブリッシング企業である Narcity は、コンテンツパブリッシングにおいて、テキスト、画像、横長の動画フォーマットを組み合わせたコンテンツを発信していました。そこで、Fireworkは高度な技術を駆使し、インパクトのある動画による「ストーリー」体験への切り替えを支援しました。
その結果、Narcity はビデオの再生回数が48倍に増加し、サイトでの平均滞在時間も52%向上しました。
ここでは、Firework がどのようにお客様のブランド力を高め、ユーザー体験を向上させることができるかをご紹介します。
Fireworkの提供する縦型ショート動画は、インタラクティブで没入感のある方法で、貴社のブランドメッセージをお伝えします。このフォーマットの導入により、サイト上のエンゲージメント指標が自動的に改善されます。
Storybookビデオユニットにより、モバイル視聴に最適化された「スワイプ可能」なユーザー体験を提供できます。これは、現代の消費者に特に好まれるコンテンツフォーマットです。
コンテンツの公開形式を最新のトレンドに合わせて調整することで、サイトのトラフィックが増加し、トラフィックを最大限に収益化することが可能になります。
常に進化し続けるデジタルの世界では、時代の流れに適応して生き延びるか、もしくは適応できずに滅びるかのどちらかです。私たちは、デジタル革命に適応するブランドを支援し、デジタルパブリッシャーの可能性を最大化するお手伝いをします。
当社にお問い合わせいただければ、私たちがお客様のウェブサイトをどのように強化し、顧客エンゲージメントを向上させるかについてご説明いたします。
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※2022年7月時点での為替レート