Fireworkが提供するライブコマースソリューションは、商品やサービスの魅力を直感的に伝えるのに有効な手段です。しかしFireworkでは、動画の視聴データは取得できるものの、「どのような経緯で動画を視聴したのか」「動画視聴後に購入に至ったのか」という、視聴前後の行動を紐づけた分析・効果検証が難しい という課題がありました。
そこで、Webサイトやアプリのデータ分析を得意とするSprocketが連携することで、動画視聴前後の行動を一気通貫で分析でき、さらに動画を視聴したユーザーをセグメントしたフォローアップ施策も可能になりました。
FireworkとSprocketが連携することにより、以下のことが実現可能になります。
Fireworkの動画を視聴したユーザーがその後どのような行動を取っているのか、動画内のどの部分がその後の購買行動などの行動変容につながったのかをより深く検証できます。
Sprocketが提供する「ロイヤルティ要因分析」を活用することで、動画のどの部分を視聴したらCVに繋がるのか、いいねやコメントはCVにどれくらいの影響を与えるのかといった「CVへの貢献度」を分析可能です。次回の動画配信の改善につながる具体的なヒントが得られます。
動画を視聴し購入に至ったユーザーと近いセグメントを作成することで、効果がありそうなユーザーにタイミングを見計らって動画視聴を促すことが可能になります。また、Sprocketの「N1分析」と組み合わせることで、購入に至ったユーザーと至らなかったユーザーの行動傾向を比較し、そのままではCV行動に至らないユーザーをセグメントしてあと一歩の後押しをするコミュニケーションを図れます。
FireworkとSprocketの連携機能は、複数の企業でPoC(概念実証)を実施しました。あるアーカイブ配信でロイヤルティ要因分析をしたところ、「いきなり動画終盤から見始める人が多く、そのような人には動画によるCVのリフトアップ効果が弱い(あまり成果に貢献できていない)」ということがわかりました。
また、「動画内で特定の部分を視聴していると貢献度が高い」こともわかりました。
このことから、今後のアーカイブ配信では「動画のこの部分(◯分◯秒~)がおすすめなので見てください。」というように、どこを見てほしいのか伝えることが重要だと推測できます。
また、SprocketのN1分析で、動画視聴後に購入に至ったユーザーと購入に至らなかったユーザーのサイト内行動を比較したところ、購入したユーザーは動画視聴後に迷わず購入に進んでいるのに対して、購入しなかったユーザーはいろいろな商品を見て迷っている様子が見てとれました。
この分析結果から、次の動画配信で「迷わせない工夫」が課題になるのと同時に、迷っていそうなユーザーに対してSprocketのポップアップで「お悩みですか?」というフォローアップシナリオを実施することも有効と考えられます。
今回のFireworkとSprocketの連携機能は、両サービスをご契約いただいているお客様であれば追加費用不要でご利用いただけます。詳しくは担当にお問い合わせください。
Fireworkは、オンライン上でリッチな顧客体験を提供し、ブランドが顧客との距離を一気に縮めるための統合型動画ソリューションです。
サイト上にタグを設置するだけで、縦型動画やUGCコンテンツの掲載・ライブコマースの配信・1:1でのオンライン接客の実装が可能になります。
また各種マーケティングツールとの連携により、動画視聴データの解析やその内容に基づくコンテンツの出し分けなども実施でき、CVR・LTV向上に寄与します。
https://jp.firework.com/
Firework Japan株式会社について
Firework Japan株式会社は、「全ての人にオンライン体験の変革を。全てのサイトに人の繋がりを。」をビジョンとし、「統合型動画ソリューション Firework」を提供しています。
Sprocketは、Webサイト・アプリの課題発見から施策実施、改善まで一連のPDCAサイクルを回すことでOne to Oneコミュニケーションを実現するCX改善プラットフォームです。
Sprocketでは、顧客がWebサイトで取った行動を「行動データ」としてリアルタイムに収集しています。行動データを分析・活用することで顧客心理を解明し、顧客にとって理想的な体験を提供することが可能です。
https://www.sprocket.bz/
株式会社Sprocketについて
株式会社Sprocketは、「テクノロジーで、人と企業が高め合う関係を作る」をミッションに、Webサイトやアプリにおける成果創出コミットメントサービスを提供しています。