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「Firework Japan FES 2023」を東郷記念館にて開催、‘+E-motion’をテーマに動画ソリューションの未来を提案

作成者: Firework Japan|23/09/05 2:00

縦型ショート動画、ライブ配信機能を中心とした統合型動画ソリューション「Firework(ファイヤーワーク)」を提供するLoop Now Technologies株式会社(本社:東京都品川区、Country Manager 瀧澤 優作、以下「Firework」)は、7月27日に'+E-motion’をテーマに「Firework  Japan FES 2023」を東郷記念館にて開催しました。目まぐるしく変化する経営環境のなかで、デジタルコマースに求められるあり方や将来像、また人の創り出す「Emotion(感情)」を動画を通じて伝えることの重要性と価値について、消費者・テクノロジー・プラットフォーム・コンテンツのあらゆる視点から考察するため、各界から識者の方にご登壇いただき、Fireworkメンバーと共に議論しました。冒頭では、Country Managerの瀧澤 優作より、参加者の皆様にお集まりいただいたことへのお礼と縦型ショート動画の活用方法に関して議論し知識を深める場になればと挨拶を述べさせていただきました。

インタラクティブビデオ機能などの最新ソリューションを発表するFirework 共同創業者 兼社長のジェリー・ラック


イベントの内容は以下の通りとなります。

KEY NOTE for Firework Japan FES “+E-motion” :企業と顧客のつながりを深める新機能を紹介

KEY NOTE for Firework Japan FES “+E-motion”では、Firework 共同創業者 兼社長であるジェリー・ラック(Jerry Luk)が登壇し、米国小売業界のトレンド、その具体的な事例を交えながらインタラクティブ動画、フィジタル(フィジカル・デジタルの融合)コマース、生成AIなどをキーワードに掲げ、ブランドへの愛着を中心としたお客様と感情的につながることの重要性について述べました。これら領域を強化するためにFireworkが開発した最新ソリューションについて紹介しました。


イベントで紹介した主な機能:

Firework Country Managerの瀧澤 優作より最新機能の詳細説明

インタラクティブビデオ機能
お客様にパーソナライズされた対面での会話に近いビデオ・ジャーニーの提供を実現します。ブランドストーリーや人気商品の紹介、よくある質問への回答などショッパー・ジャーニーのデザインが可能です。パーソナライズされたブランド体験を提供します。

・1to1接客機能
店舗での対面接客と同様に、オンライン上でも1to1での接客を実現します。ECサイトやアプリで訪問したお客様に対し、1対1での接客を提案するボタンを表示、ワンクリックで開始されます。さらにお客様の希望をヒアリングし、接客担当者は画面をシェアしながら商品やサービスの紹介・説明することで、お客様一人ひとりに向けてパーソナライズした購買体験を提供します。

・生成AI動画編集機能
生成AIによりウェブサイトからテキストや画像を収集・抽出(スクレイピング)し、説明音声を伴った動画に要約します。シンプルで直感的な操作性により、簡単に動画が作成できるほか、高い費用対効果を実現します。

 ・生成AIによるアーカイブ動画の活用
ユーザーがアーカイブからライブストリーム動画を視聴する際にも動画内のチャット機能を利用し質問などのリアクションをすることができます。また、ユーザーが動画視聴中に質問すると想定内容に対し、予め回答動画を準備した上で、インタラクティブビデオ機能を組み合わせることで、その質問に回答することが可能に。インタラクティブビデオ機能の追加によりユーザーの要望に沿ったパーソナライズした動画視聴体験を提供します。

・AIアシスト1to1接客機能
オンライン上での1to1接客の際に、チャット、もしくはビデオコールのどちらでも、過去の会話履歴から最適な文言を提案します。お客様との会話から希望する商品を探り当て、ECサイト上の商品在庫を自動学習し、お客様に適切な商品提案もアシストします。

 

KEY NOTE 2:仕掛学で生み出すテクノロジーと人間の相互補強

KEY NOTE 2にてテクノロジーと人間の相互補強についてディカッションする郡司 昇氏(左側)と松村 真宏氏(右側)

続いて、店舗のICT活用研究所代表の郡司 昇氏と大阪大学大学院経済学研究科教授の松村 真宏氏に登場いただきました。生産年齢人口が減少する日本において、労働生産性を高めるためAIやロボティクスなどテクノロジーをいかに活用するか対談いただきました。人間が文化的な背景を理解し、社会的な課題を発見、かつ解決するための方策を考えることにより、テクノロジーを創造・進化させます。生み出されたAIをはじめとするテクノロジーを人間が活用し作業を効率化することで得られた時間から、さらなる付加価値を生み出す良いサイクルへと繋がります。こうした循環を人間とテクノロジーが目指すべき関係性として総括しました。

 

PANEL DISCUSSION 1:ロイヤル顧客を育むデータ活用+スタッフコマース

PANEL DISCUSSION 1にてロイヤル顧客を獲得するためのデータ活用などを議論

Fireworkからは、執行役員/Vice President, Customer Success and Operationsの中山 顕作がモデレーターとして、花王 DX戦略部門 事業DX推進センター 事業DXサポート部 ブランドECサポート室 室長の田中 裕治氏と同社化粧品事業部門 プレステージビジネスグループ LUNASOL PR担当の澁谷 梨里氏、トレジャーデータ 副社長 執行役員である田井 義輝氏をお迎えし、昨今のインフレによる価格高騰や生産人口の減少による売上低下や新規顧客の獲得が難しい市場を背景に、どのようにロイヤル顧客の維持や育成に注力してLTV(顧客生涯価値)を向上させる戦略について議論しました。ロイヤル顧客の維持・育成のためにはCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)やCRM(顧客関係管理)ツールを利用し高度なデータ活用に基づく顧客理解、パーソナライズされた顧客体験の提供にとどまらず、ブランドとお客様とのつながりから湧き上がる「心の満足」が重要であるといわれています。まずブランドは、どのような世界観をお客様に提供すべきかを考え、それに基づいてのオンライン、およびオフラインを通じてお客様と交流を図ります。ブランド体験によって得られた感動をSNSで発信することでお客様同士でも共有できます。テクノロジーの進歩が著しい昨今、人と人の絆による価値は不変であり、CDPやCRMツールを利用しながらのマーケティング活動を継続することで、より多くのお客様にブランドの価値を届けるという姿勢が大事であるという認識が示されました。

 

PANEL DISCUSSION 2:オムニチャネルにおける消費者の多様な購買行動と自社アセットの重要性

PANEL DISCUSSION 2ではオムニチャネル化する消費者の購買行動を学ぶ

消費者の購買行動の多様化に伴い、企業はオフラインでの購買体験の向上だけではなく、オンラインでも同様の体験を提供する必要があります。オンラインではその特性から、プラットフォーマーを活用した戦略が注目されてきましたが、自社サイトやECサイト、アプリなどの自社アセットの価値を再評価し、お客様とのエンゲージメントを維持するために、コンテンツやCRMへの投資の重要性が高まっています。このような時勢を背景に、PANEL DISCUSSION 2では、ツルハホールディングス執行役員 経営戦略本部長 兼 情報システム本部長の小橋 義浩氏とアドインテ 取締役副社長兼COOの稲森 学氏をお迎えし、Firework 執行役員/Vice President, Ads & Strategic Partnerships - Retail and Publisherの田島 一樹をモデレーターに据え、「オムニチャネルにおける消費者の多様な購買行動と自社アセットの重要性」について議論しました。

そのなかで、お客様数はECサイトやアプリ利用者数よりも、実店舗利用がより多くなっています。加えて、ドラッグストアでは実店舗に足を運ぶお客様のほうが、健康に関する情報を積極的に取得していると見られ、店舗側も情報を提供する上で、このようなお客様は情報の取得感度が高いポテンシャルについて指摘しました。一方で、商品情報や最適価格での購買については、オンラインを経由した方が多い現状があり、今後はリテールメディアなどを通じての実店舗やECサイトに関係せずにオンライン、およびオフラインで統一された情報をお客様に提供していくことが重要としました。

Firework Japan FES 2023のセッション終了後には、ご参加者の皆様と「エモーショナルな」繋がりを作っていただくために、懇談会を開催しました。よりお楽しみいただくために軽食やドリンクをサービスしながら、『【クリエイターエコノミー最前線】トップクリエイターが語る、動画の未来』と題して、TikTokを中心に活躍するトップクリエイターでワンメディア 代表取締役CEOの明石 ガクト氏とOASIZ CEO 江藤 優氏をゲストにお迎えしました。ショート動画が隆盛を極める昨今、SNSだけでなくウェブにおいても、ショート動画やライブ配信などの縦型動画は欠かせないコミュニケーションツールとなっています。TikTokやYouTubeの登場により、縦型動画を視聴するだけでなく、誰しもがクリエイターとして動画を制作し投稿できる時代となりました。この流れと呼応するように「クリエイターエコノミー」という概念の広がりとともに、SNSとウェブにおける縦型動画を用いた動画コミュニケーションの未来像とこれからのクリエイターのあり方を、Firework Content & Creative Directorの安岡 大輔と一緒に議論しました。

Firework Japan FES 2023は昨年に引き続き、大盛況のうちに終了しました。
以下が開催概要となります。


■「Firework Japan FES 2023」開催概要

  • 日時:2023年7月27日 (木) 
    14:00〜17:00、17:30〜(懇親会開始)

  • 会場:東郷記念館(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1−5−3)