Firework 導入事例

初回のライブコマースで60万円超の商品を販売も。株式会社LoopがFirework導入で目指すもの

作成者: Firework Japan|24/09/04 8:54

2004年6月創業の株式会社Loop(本店:愛知県春日井市、代表:四方幸作氏)は、「モノと空間とサービスで人々の心をワクワクさせる」を企業理念として掲げ、愛知県と大阪府にある実店舗およびネットショップで、家具やインテリア雑貨などの買取・販売を行うほか、家具の修理事業も手掛けています。

今回は、株式会社Loop代表の四方幸作氏にFireworkを導入したきっかけや実際の効果、今後展開してみたいことなどをお伺いしました。

お客様にもっと安心して購入してもらいたい

ーなぜFireworkを導入したのか、背景を教えてください。 

株式会社Loopは、家具やインテリア雑貨などの買取・販売を行う

四方氏:私たちが運営している「リスタイル」は、今年で創業20周年となります。

もともとYahoo!オークションのみで家具を販売していました。しかし実店舗がないと、販売の上でも買取の上でも「実態が掴めない」「信用できない」とお客様に思われてしまうので、創業して1年も経たないうちに実店舗を構えました。実店舗といってもアンテナショップのようなもので、当初はネット販売の方が売上の大半を占めていましたが、創業から5、6年が経ち、Yahoo!オークションでの商売が“飽和状態”になってきたこともあって、大きな店舗に移転を決意しました。今では実店舗とネットショップの売上が半々の状況となっています。

創業当時に比べて、ネットショップが世の中に浸透してきているとはいえ、やはり我々は家具やインテリア雑貨、しかもヴィンテージやアンティークを含む中古品を扱っているので、まだまだお客様のお買い物の“ハードル”は高いんですね。だからこそ実店舗をしっかり構え、「顔が見える」商売もあわせて展開しています。

インタビューを受ける株式会社Loopの四方幸作氏

四方氏:一方で、ネットショップについても模索を続けていて、特に世界的にも注目されているライブコマースに挑戦できないかと思いました。ライブコマースでは「椅子の座り心地は」「裏側から家具を見てみたい」といった、お客様の疑問・質問に答えられるので、7割8割ご購入を心に決めているお客様に、もっと安心して商品をご購入いただけると思ったからです。電話やメールではなかなか聞きづらい内容でも、ライブコマースなら気軽に聞けますからね。

ただ、実はYouTubeライブを試したこともありましたが、仕様が煩雑で、1回で断念してしまいました。また、インスタライブにもトライしましたが、売上に繋がるようなライブがなかなか展開できずにいました......。

そんなときにFireworkさんのことを知りました。直感的に使いやすそうだなと思いましたし、自社サイトでのライブ配信が可能だったこと、そしてShopifyとの連携が可能だったことから、導入を決めました。


自社のネットショップでライブコマースを展開開始

 

初回のライブコマースで「64万円の椅子」が売れた

インタビューを受ける株式会社Loopの四方幸作氏

ー実際にFireworkを導入してみての感想や効果を教えてください。

四方氏:まず、ライブ配信だけでなく、アーカイブやハイライトを残す設定も含めて、操作や設定はすごく簡単です。マニュアルを深く読み込まなくても、直感的に操作できます。きっともっと深掘りすればいろいろな機能が使いこなせるのかなと思いつつ、すぐに基本的な操作ができるのは嬉しいですね。

もともと私たちのお客様は40代以上のお客様が多いので、SNSをそもそもやっていなかったり、アカウントを持っていたとしても“見る専門”だったりと、Instagramのストーリーを日常的に見て、メンションをつけるようなアクティブユーザーではないんですね。

一方で、自社のネットショップには頻繁に足を運んでくださる方が多い。なので、自社サイトでのライブ配信ならばご覧いただける機会が増えると考え、Fireworkの導入を決めたわけですが、なんと初回のライブ配信で64万円のチェア(椅子)が売れたんですよ!
7割8割ご購入を心に決めているお客様に、もっと安心して商品をご購入いただきたい。
そう考えていた我々の思いが、早くも初回で達成されたので、とても嬉しかったですね。

 
左:実際のライブ配信で椅子を紹介中のコメント、右:お客様が実際購入された後のコメント

Fireworkさんに実際の数値を分析してもらうと、Fireworkのライブ配信を見たお客様と見ていないお客様を比較すると、コンバージョン率はおよそ17倍で、平均注文単価も1.5倍以上だそうです。これはライブ配信を通じて、お客様の“ハードル”を一つずつ取り除き、「安心」を提供できている証拠だと思います。

 

わざわざ足を運んでくれたFireworkの担当に「驚き」

ー今後の展望とFireworkに期待していることを教えてください。

「リスタイル」という屋号でショップを展開

四方氏:日本では、「中古家具を買う」という文化がまだまだ根付いておらず、一生に1回か2回しか家具を買わないという人も多いと思います。洋服や車を中古で買うのと同じぐらい、この文化が広がればいいなと思うので、そのためには「中古家具でも安心して買える/売れる」という環境を率先して整えていきたいですね。 

そのためにも、大阪の北加賀屋にある倉庫をリノベーションした「リスタイル大阪」と、廃工場をリノベーションした空間のテナント「リスタイルSMASELL  Sustainable Commune」の2店舗を軌道に乗せることを優先します。その上で、ゆくゆくは東京エリアへの出店を目指しています。

Fireworkさんとの取り組みについていえば、今は水曜日の昼と土曜日の夜の週2回ライブ配信をしていますが、もっと多くのお客様に認知していただくため、メルマガなどを活用して事前告知にも力を入れつつ、配信頻度をあげていきたいですね。 

また、まだライブコマースに慣れていないお客様も多いので、コメントや反応を多くいただけるような工夫もしていきたいと思っています。普段実店舗には来られないけれども、ネットショップに頻繁に来てくださるお客様と密につながって、ライブコマースで「あ、○○さん、こんにちは!」なんて声をかけられる関係性ができたら素敵ですよね。そうした信頼関係のもと、売上にも貢献できたらベストだと思っています。

今、僕らを担当してくれているFireworkの加藤さんは、導入前にわざわざ店舗に足を運んでくださったんです。僕の中で、ウェブサービスを展開するIT企業の方々は全部ネットでビジネスが完結するイメージが強くて、実際に他で取引している企業の担当さんとは一度もリアルでお会いしたことがないんですが、加藤さんは愛知県まで来てくださって、これには驚きました。顔が見える安心感も生まれますし、他社との差別化にもなると思うので、これからも頑張ってほしいです。